江戸三十三か所札所巡りをしたいけど、具体的にどういうコースがいいの?
オススメの回り方、周辺の観光地も一緒にまわる場合は?
そんな疑問をお持ちの方に、江戸三十三観音、東京十社、関東三十六不動、秩父三十四か所の札所巡り経験者、かつ週末には東京中を歩き回っている私アカジンがオススメのコースをオリジナルルートマップ付きでご紹介するコーナーです。
歩き巡礼を強く推奨する当サイトですが、電車やバスを併用した回り方もあわせて紹介します。
すべての札所が東京23区内にある江戸三十三観音だからこそ、電車やバスも利用しやすいわけで、歩き巡礼はハードルが高いと思っている方も電車やバスを上手く使って自分に合う回り方を見つけてくださいね。
巡礼以外のオススメポイントも惜しみなくご紹介しますよ!!
今回のルートは、芝・高輪・東海道コース。
21番、28番、26番、25番、27番、29番、30番、31番、番外と一気に8か所を回ります。
ルートには東京タワーあり、高級住宅街あり、謎の路地あり、旧東海道ありと、これまでのコースの中で一番バラエティに富んだコースとなっています。
21番札所:増上寺
増上寺まではいくつもの交通手段があります。
- JR・東京モノレール 浜松町から徒歩10分
- 都営地下鉄三田線 御成門駅から徒歩3分、芝公園から徒歩3分
- 都営地下鉄浅草線/大江戸線 大門駅から徒歩5分
- 東京メトロ日比谷線 神谷町駅から徒歩10分
上記のように増上寺は交通至便な場所にありますが、できれば浜松町駅か大門駅から行くことをおススメします。ここからのルートが増上寺の参道を通ることができ、東京のど真ん中で門前町の雰囲気が味わえるからです。特に日比谷通りに面した立派な山門(三解脱門)より手前にある中門(?)は時代を感じさせる門ですが、公道上にあるので普通に車が通っているという面白い風景です。御成門、芝公園、神谷町の各駅から増上寺に向かってしまうとここを通りません。
浄土宗大本山である増上寺の本堂ご本尊は阿弥陀如来で、江戸三十三観音の札所本尊は「西向き観音」です。観音様は本堂の右側、東京プリンスホテルとの境の道に近いところに建てられている、日当たりの良い観音堂に安置されています。
三縁山広度院増上寺について詳しくは
増上寺の後は28番札所金地院へ向かいます。
増上寺は江戸三十三観音の他にも見所がたくさんあります。さらには周りの芝公園、東京タワーなどに寄るのも良いですね。
ただしその場合、今回のコースにはアカジンジャーナル分類による「地元のお寺」が多く含まれているので、それらのお寺への訪問時間には気を付けましょう。
地元のお寺とは、観光やお祓いで行くようなお寺ではなくお墓や檀家がある、町のお寺のことです。
こういったお寺は、住職さんの住まいも兼ねていることが多く、訪れる際は人のお宅を訪問するような気持ちでいきましょう。
ですから行く時間も気を付けなければなりません。
これは覚えておきましょうね。
増上寺から28番札所金地院への移動ルート
28番札所:金地院
金地院の本堂は、コンクリート造りの八角堂です。これは空襲により元の本堂が焼けてしまい、戦後再建されたからです。
本堂の入り口は締まっていますが、右隣にある寺務所に御朱印をいただきに行けば、中から
本堂に入れてもらえます。
納経も自分で本堂に持っていって直接納めます。
勝林山金地院について詳しくは
金地院の後は26番札所済海寺へ向かいます。
金地院から26番札所済海寺への移動ルート
金地院を出たら道を東京タワー入り口側に渡って左に進みます。一つ目の横断歩道の先、右側に緑地がありますが、ここは東京屈指のパワースポット(金運スポット)「蛇塚」です。
(正確にいうと芝公園19号地(もみじ谷エリア)という都の管理する公園の一部。)
お地蔵さまの足元には鱗が生々しく掘られた蛇の置物(蛇神様)あり、小さな滝ありのちょっと異世界の様相を呈しています。観光客でにぎわう東京タワーと増上寺の間にあるちょっと不思議な一角です。
蛇塚と聞くと、マンガ「有閑倶楽部」を思い出してしまう私です。
蛇塚を含むもみじ谷を行きたいところですが、中に入れない間はもみじ谷の手前で東京タワーに沿って右に曲がります。左手にもみじ谷を見るように坂を下り、「東京タワー前」交差点を直進します。東京タワー前を渡った先の道は、広い歩道のさらに左側にも遊歩道がありますので、そちらを通っても良いですね。(googleマップは遊歩道を通るルートをとっています)
進行方向に首都高の高架が見えるところが「赤羽橋」交差点。ここで桜田通りと合流するので、そのまままっすぐに進みます。
その先2つ目の交差「三田一丁目」を右に曲がります。
上り坂を登り「赤羽小学校前」の交差点を過ぎると、右手にクラシカルな権威ある風の廃墟が見えてきます。これは旧社会保険庁だそうです。この建物の車寄せの向かいくらいに左に曲がる道があるので、そこを曲がりましょう。
旧社会保険庁と道を挟んで向かい合う建物もスノッブなにおいが充満していますが、これは網町三井倶楽部。その名の通り三井系の会員制倶楽部(公式サイトには倶楽部って漢字で書いてある)だそうです。
鹿鳴館と同じジョサイア・コンドルの設計で、戦後(占領時代)は米軍将校クラブとなっていたそうな
網町三井倶楽部のレンガ塀を右手に見て進んでいくと、やがて左側にもタダモノではなさそうな石垣塀が見えてきます。これはイタリア大使館ならびに大使館関係者の宿舎です。そして三井網町倶楽部のレンガ塀が終わったあたりから、左手は慶応大学の三田キャンパス、右側は同中等部となります。
左右の慶応が終わったあたりで道が二股に分かれますので、左に行き、桜田通りにぶつかったら桜田通りをまた左、ほどなく現れる「慶大正門前」交差点を渡って斜め左の道に入ります。さらに一つ目の信号を鋭角に右に折れるように曲がります。片側1車線の道で、曲がってちょっと行くと「ちぃばす(港区のコミュニティバス)」の三田三丁目停留所がある道で、上り坂(聖坂)になっています。
この道を500mほど行くと、次の目的地である26番札所済海寺です。
徒歩での移動が辛い人は
- 都営三田線御成門駅から白金高輪駅下車(3駅)
- 港区役所バス停から「ちぃばす(港区コミュニティバス)」芝ルートみなとパーク芝浦行きに乗り、浅草線三田駅バス停で同じく「ちぃばす」の高輪ルート品川駅南口行きに乗り換えて「三田四丁目」バス停下車
26番札所:済海寺
済海寺は聖坂の頂上あたりに位置していて、隣は後述する亀塚公園、周りは一戸建てや低層マンションなのでとても空が広く、拍子抜けするくらいさっぱりとした場所にあります。ここは幕末には最初のフランス総領事館も置かれたとのこと。
札所本尊の通称「亀塚観音」は、門を入って左手の白木づくりのお堂に安置されています。その名の通り亀に乗っているというドラゴンボールの亀仙人を彷彿とさせる観音様です。残念ながら秘仏で直接お参りすることはできませんが、観音堂の扉の横に写真が置かれています。
御朱印は奥の本堂に行ってお願いしますが、ここはいわゆる「地元のお寺」になりますので、早朝・お昼時、夕方遅い時間はさけるようにしましょう。
周光山長寿院済海寺について詳しくは
済海寺の後は25番札所魚籃寺へ向かいます。
済海寺から25番札所魚籃寺への移動ルート
済海寺から魚籃寺までのルートはシンプルです。
済海寺の山門を出たら左に進みます。すぐに左手に見えるお屋敷のような塀で囲まれた場所は亀塚公園。公園がお屋敷風の塀で囲まれているのは、元は宮家や大臣の敷地だった名残りです。
塀が終わったあと、ワンブロックほどの住宅を過ぎるとまた塀が見えてきますが、ここは何と貝塚(縄文時代くらいの昔の人が食べた貝を捨てていた場所)だそうで。確かにここは高台になっていてその向こうはイチコク(第一京浜)と言われる道路。ほぼ東海道といっても良いところですが、江戸時代まで東海道から東側、線路の向こうは海だった(明治以降埋め立てられた)ので、この場所から貝を獲りに行けたんでしょうね。
この先に「伊皿子(いさらご)」という交差点がありますのでここを右に曲がると、右手に次の札所魚籃寺があります。ちょっと個性的なピンクがかった山門が目印です。
25番札所:魚籃寺
魚籃寺のご本尊は、江戸三十三観音の札所本尊でもある「魚籃観音」というめずらしい観音様です。江戸三十三観音の中で札所本尊が魚籃観音なのは魚籃寺だけなのは言うまでもなく、魚籃観音像自体あまり多くは存在しません。
また、境内には「塩地蔵」というお地蔵様も。願い事がかなうとお礼に塩をお供えするそうで、今もお地蔵様の前には塩が山積みです。
魚籃寺も「地元のお寺」なので、訪問時間には気を付けましょう。
三田山水月院魚籃寺について詳しくは
魚籃寺の後は27番札所道往寺へ向かいます。
魚籃寺から27番札所道往寺への移動ルート
魚籃寺から27番札所道往寺は歩いてすぐです。
魚籃寺を出て来た道を引き返すように進みます。先ほど曲がってきた「伊皿子」の交差点もまっすぐに進み、道なりに坂を下って100メートルほど行くと左手にローソンが見えてきます。ローソンの前の小道を渡ると「公益社高輪会館」の看板と一緒に27番札所道往寺と、江戸三十三観音27番札所の石札があります。
27番札所:道往寺
道往寺の入り口、同寺が営んでいるであろう公益社高輪会館は崖のふちにあり、お寺自体は崖の下という位置関係になります。その崖を降りるところが立体的な境内となっていて、札所観音が納められている観音堂は上の層(入口から近く)にあります。
御朱印は1階の入り口から中に入って受付でお願いしましょう。
来迎山道往寺について詳しくは
道往寺の後は29番札所金剛峯寺東京別院へ向かいます。
道往寺から29番札所金剛峯寺東京別院への移動ルート
道往寺から金剛峯寺東京別院に行くおススメルートは2つあります。
一つは赤穂浪士のお墓がある泉岳寺を経由するコース、もう一つは26番札所済海寺の前の道(聖坂)の先をさらに進んでいくルート。お寺を回る札所巡りのルートですから泉岳寺に興味がある人も多いでしょうが、今回は何となくスノッブ施設探訪みたいになっているので、敢えて後者のルートを行ってみます。
2004年に主がいなくなった後は「高輪皇族邸」となっていますが、2019年に今上天皇が退位後、新しい住まいが完成するまでの間は、ここに住む予定だとか。
このあたりは崖っぷちというか、高台が終わっている場所になっていて、道の左側から伸びる道は急激な下り坂や階段になっています。崖下を見下ろす高台と言ったところですが、意外に庶民的な商店や建物もあり、ちょっと不思議な通りです。
間もなく左手に学校が見えてきます。崖下にすっぽり収まるようなロケーション。ここは東海大学およびその付属の中学高校です。そして右手にはこれまたレトロな三階建ての道後温泉大正モダン版みたいな建物が。老舗のにおいがします。
よく見ると「とらや」の看板が…
さすが元宮家邸宅のご近所。これがあの宮内庁御用達、キングオブ手土産のとらやの本店?と思ったら、屋号は同じでも別のお店らしいです。
東京・港区の近代建築 高輪虎屋 昭和初期竣工
高輪にある和菓子店、虎屋の店舗です。同じ港区の赤坂にある和菓子屋さんとは一切関係ないそうです
ちなみに日本映画初のアメリカロケを行った「クレージー黄金作戦」の劇中にも登場しています #近代建築 pic.twitter.com/bhdcgZFVxh— びるまち (@BIRUMACHIOSAKA) 2017年11月3日
ちなみに東海大学関連の奥が泉岳寺です
400mほど先、「高輪警察署前」の信号が見えてくると、またまた左手にクラシカルで灯台のような尖塔をいただいた建物が見えてきます。ここは高輪消防署二本榎出張所。昭和8年の建築で、今では東京都選定歴史的建造物に選ばれています。
高輪警察署前の交差点を渡り、高輪警察署を過ぎたら左手が次の目的地。29番札所である金剛峯寺東京別院(高野山東京別院)です。
徒歩での移動が辛い人は
- 港区コミュニティバス「ちぃばす」高輪1丁目停留所から高輪ルート品川港南口行きで高輪2丁目下車
29番札所:金剛峯寺東京別院
金剛峯寺東京別院はその名の通り滋賀県にある真言宗(高野山真言宗)の大本山、空海が創建した高野山金剛峰寺の東京支店というか東京の出先機関です。
お寺の本尊は言わずと知れた弘法大師(空海)で、本堂(遍照殿)のセンターに堂々まつられています。江戸三十三観音の札所本尊は同じく本堂の左側にいらっしゃいます。
御朱印は本堂左手の寺務所でいただきます。
高野山金剛峯寺東京別院について詳しくは
金剛峯寺東京別院の後は30番札所一心寺へ向かいます。
金剛峯寺東京別院から30番札所一心寺への移動ルート
金剛峯寺東京別院から30番札所一心寺までのルートは、高級住宅街の光と闇みたいな面白い道を見つけたのでそれをご紹介します。
金剛峯寺東京別院を出たらまた高輪警察署前の交差点に戻り、
交差点を右に曲がります。
一つ目の信号右側に階段がありますので、そこを臆することなく降りましょう。
先ほどお参りした高野山東京別院の裏手のイメージです。
降りた先はこんな感じ
右手の家々の裏には高い崖がそびえたっています。
先ほどから歩いてきた旧宮家とか虎屋とか貝塚とか消防署などがある道は崖っぷちにあるとご紹介しました。そして今降りてきた階段が崖下への階段だったのです。家の様子も崖の上の高台とはずいぶん違いますよね。
光ある場所に影あり
右手はちょっと腰が引けるくらいの古い民家、そして左手はうっそうとした大木の茂る細道を歩くことしばし、左手に三重塔が見えてきます。左手はお寺の敷地だったのですね。
このお寺は東禅寺(とうぜんじ)と言います。(江戸三十三か所の札所ではありません)
幕末には日本初のイギリス公使館が置かれた場所だそうです。
さすが領事館が置かれた場所。上の写真の山門からイチコク(ほぼ旧東海道)に向けては、広くてまっすぐな道が通っていて、ここまでくると崖下の風情はありません。
山門の先には高輪児童館の建物、その後ろには公園(高輪公園)がありますので高輪公園が終わったところを公園に沿って右に曲がりましょう。そして突き当りにある階段を上ります。これで崖下エリア脱出。早速目の前に見えるのは「グランドプリンスホテル高輪(旧名高輪プリンスホテル)」です。
右に曲がって、ホテルの建物を左に見るように進みます。この道の左右がこれまた光と影ゾーンでした。
元宮邸だったホテル(だからプリンスホテルね)の右側には、雑木林に呑み込まれそうな廃墟群…。
これらはプリンスホテルの従業員寮や育英会の寮などだったららしいですが、どう見ても現在は使われていません。さっき淵を歩いてきた高輪公園の台地部分(崖上)と接する超一等地ですが…。
ホテルの先の「味の素研究センター」の今時和風モダンの建物を回るように進み、片側1車線の歩道付き道路に突き当たったら左に曲がります。左手は味の素食文化センター、や国際館パミールなどのスキのない塀が続きます。
400mくらい行くと道が直角にカーブしているところがあります。ここは道なりにカーブせず、一方通行出口の標識がある細い道を行きます。カトリック高輪教会のあるところです。ここの通りは最初は普通の住宅街に見えますが、奥に進んでいくとこれがまた結構なお屋敷街。高級マンションとかではなくお屋敷(一軒家)というところがポイントですね。ソニー歴史資料館があるこのあたりは「高輪五山と言われる高級住宅街の一つ「御殿山」界隈です。
ソニー資料館の先は下り坂になっていて、そろそろ豪邸関係もお腹いっぱいになってきたところでしょう。「御殿山小学校」の交差点を左に曲がって現実世界に戻りましょう。
曲がった左手もどんな人が住んでるのか見当もつかないガーデンシティ品川御殿山→伊藤博文旧宅と、しばし現実離れした建物が続くんですけどね
旧伊藤博文邸の石垣が終わる手前に「八山橋」という交差点がありますのでここを渡ります。手前には「新八山橋」交差点があるので間違えないようにしてください。
JRの線路の上の道を渡ったら、すぐに左に曲がり、一つ目の横断歩道を渡ります。渡った先の道のカーブの先に京急の踏切がありますので、ここを渡ると旧東海道品川宿。北品川商店街も兼ねたこの道を700mほど行くと、次の目的地30番札所一心寺が左手に見えてきます。
徒歩での移動が辛い人は
- 高輪警察署入口バス停から都バス大井競馬場前行(品93)で北品川下車(7停留所)
- 京急品川駅から新馬場駅下車(2駅)
30番札所:一心寺
延命院一心寺は江戸三十三観音の札所になったのは平成に入ってからという何やら大人の事情がありそうな札所です。お寺自体も幕末の創建。ご本尊は不動明王で品川成田山との異名を持ちます。
豊盛山延命院一心寺について詳しくは
一心寺の後は31番札所品川寺へ向かいます。
一心寺から31番札所品川寺への移動ルート
一心寺を出たら左(来た方向と反対)に進みます。ここからはずーーーっと旧東海道沿いに進みます。旧東海道品川宿は江戸時代の宿場町としての名残は残っていませんが、街並みは平成12年の整備事業で石畳の街道風にはなっていますし、「東海道北品川」の交差点の先には「北品川交流館本宿お休み処」もあります。
目黒川を渡る橋は、なまこ壁の欄干にして、雰囲気を出そうとしています
「東海道南品川」の交差点を超えたら、右手に次の目的地31番札所品川寺(ほんせんじ)が見えてきます。
徒歩での移動が辛い人は
- 京浜急行新馬場駅から横浜方面行き・羽田方面行で青物横丁下車(1駅)
31番札所:品川寺
品川寺と書いてほんせんじと読みます。地名の名を冠するだけあって品川地域では一番古いお寺で、その創建は奈良時代と伝えられています。札所本尊でもありお寺の本尊でもあるのは「水月観音」。水月観音を札所本尊といているのは、江戸三十三観音の中でも品川寺だけです。
海照山普門院品川寺について詳しくは
品川寺の後は番外札所海雲寺へ向かいます。
品川寺から番外札所海雲寺への移動ルート
品川寺の5~6軒先が次の札所、番外海雲寺です。
番外札所:海雲寺
番外というのはどうして番外なのか、そのあたりはちょっと調べてみなければなりませんね。二つ前にお参りした一心寺は平成に入ってから札所になったのだったら、その際に番外札所を30番札所にすればよかったのにと思いましたが…
海雲寺は江戸三十三観音番外札所よりは千躰三宝荒神をまつるお寺の方が通りが良いようで、千躰三宝荒神というのはかまどの神様、ひいては火災除けの神様でもあるとのこと。本尊の十一面観音(江戸三十三観音の札所観音でもある)の鎮守でもあるそうです。
龍吟山瑞林院海雲寺について詳しくは
番外札所海雲寺からの帰路ご案内
さて、これにて江戸三十三観音おススメルートその⑤はゴールです。お疲れさまでした。 海雲寺寺からのお帰りは
- 京浜急行青物横丁駅まで徒歩2分
- 東京臨海高速鉄道りんかい線「品川シーサイド駅」まで徒歩10分
本コースの詳細マップ(ポイント解説付き)
長々お付き合いありがとうございました。
今回は少し欲張りすぎたかもしれませんね。坂道もあるのでさらに歩きでのあるルートとなってしまいました。
やはり21番増上寺と28番金地院を今回のルートに組み込んでしまったのが大きな要因ですかね。あまり長距離歩くのが好きではない人は、この2寺と、ルート④のラストに入れた光明山和合院天徳寺は、芝コースとして別にするのもアリですね。
今回作成した地図はこちら。 冒頭でご案内ましたが、至らぬ部分もございますので、いざお出かけの際はもう一度ご自分で確認してからお出かけくださいね。
昭和新撰江戸三十三観音の概要や、札所巡りに関するアドバイスはこちら
昭和新撰江戸三十三観音この他のおススメ徒歩ルートはこちら
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