ダイエットや健康目的のウォーキング。あなたはウォーキング時にタイツ・レギンスを履いていますか?
習慣としてウォーキングをしているけど、わざわざタイツまでは履いていないという人は、絶対に履くことをおススメします。ウォーキングタイツやランニングタイツ、ヨガタイツなどのスポーツタイツは、おシャレだけではなく大いに実用性があるからです。
疲労や筋肉痛を軽減したり、膝や腰、股関節を保護したり、足のむくみを押さえたり…。50代女性の私がほぼ毎日20kmのウォーキングができるのも、関節をサポートしてくれるタイツのおかげと言っても過言ではないと思っています。そこで今回は、特に中高年女性に向けてウォーキングタイツの効果や実用性について、実体験に基づいてご紹介します。
ウォーキングタイツという商品があるの?
以前MIZUNOから、その名も「スタスタ歩けるウォーキングタイツ」と銘打ったウォーキングに特化した商品を出していましたが、2021年4月現在では販売終了となっているようです。
ウォーキングに使えるタイツについては、大きなくくりで言えば「スポーツタイツ」や「トレーニングタイツ」と呼ばれることが多いです。用途もランニング、ヨガ、トレッキング、トレーニングなどスポーツ全般に及ぶので、ウォーキングタイツをネットで探す場合は、ウォーキングタイツのワード以外にも、ランニングタイツ、スポーツ用サポートタイツなどのワードで探すと、色々ヒットしますよ。
ウォーキングタイツにはウォーキングを負担なく続けられる効果だらけ
効果①:膝、腰を痛めにくい
50代の私にとって、一番実感しているスポーツタイツの効果がこれです。
中高年が避けて通れないのが、膝軟骨のすり減りによるひざ痛。そして痛い膝をかばって歩いて腰を痛めたなどの悪循環。ウォーキングタイツには膝関節や股関節、骨盤のサポート機能、いわばサポーターやコルセットに相当する機能が工夫されています。せっかく健康のためにウォーキングを始めたのにそのせいで膝や腰を痛めてしまっては本末転倒ですよね。
特に歩きなれていないウォーキング初心者こそ膝や腰を痛めやすいので、ウォーキングを始めると決めたらまずタイツを用意するくらいの必須アイテムと思っています。
グルグルグルグルグルコサミンより、膝腰らくちんコンドロイチンよりまずはウォーキングタイツ!
効果②:歩きやすい
ウォーキングタイツを履いたらすぐにわかる効果、それは「歩きやすい」ことです。タイツを履くことによって太もも、ふくらはぎ、腰、膝などがサポートされ、次の一歩が出やすくなるのです。
これによって長い距離、長い時間歩き続けることができるので、まとまった運動ができるのです。
効果③:筋肉痛、疲れが残りにくい
ウォーキングタイツの着圧効果は脚のそれぞれの場所によって適したものになっています。スポーツタイツには程よく体に圧力を加える「着圧効果」があります。この適材適所の圧力が無駄な筋肉の揺れを抑えることで筋肉の負担が減って、疲労や翌日(翌々日?三日後?)の筋肉痛を残りにくくしてくれます。
もちろん脚に適正な圧力を加えることで、ウォーキングによるむくみを防止したり疲労物質の排出を促進する効果もあります。
効果④:下半身の細見え効果、生足隠し
バブル世代には懐かしい「ジェンティルドンナ」。足が細く見えるストッキングとして1万円オーバーながらボディコンの人はみんな履いていたテカテカのパンストです。その履き心地はさながらパワーネットのようでしたね。
ウォーキングタイツももちろん着圧ですから、アレと同じく足の細見え効果はあります。また、「ショートパンツでウォーキングしたいけど生足はさすがに…」と思っている人にも力強い味方となってくれることでしょう。
効果⑤:夏涼しく、冬暖かく 日焼け防止にも
冬のウォーキング用にヒートテック的な生地や裏起毛など防寒仕様のウォーキングタイツもあります。脚に密着するタイツなので、肌の乾燥防止にも効果的です。
とはいえ通気性が良く汗をかいても蒸れることはないので、「寒いと思ってタイツ履いて来たけど歩いたら暑くて参った」ということもありません。
逆に夏の時期は汗をすばやく乾かしてくれるので、汗が流れたりベタベタすることがなく、ずっとさわやかな肌触りでいられます。UV遮断の効果をもっている物も多く、日焼けを防いでくれるのもうれしいところです。
裏起毛の物は別として、たいていのウォーキングタイツはオールシーズン使えます。
冬はタイツの上にロングパンツをはくのも良し、私は冬にはショートパンツ+レッグウォーマーを履いています。膝が曲げやすいですよ
ウォーキングタイツの着こなし~50代女性編
ウォーキングタイツの効能がわかったところで、次は「どうやって着るか」です。
スポーツウエアは、どうしても若い人向けにデザインされている物が多く、コーディネイト見本も若い子向けになっていることがほとんどです(山ガールとかね)。ただこれを50代がそのまま真似するとちょっと痛い。かといって黒くて露出度が低くオーバーサイズの物を選んでしまうと、それはそれで年寄り感が倍増するというかなしい事態に陥ってしまいます。さて、どうしましょう。
ウォーキングタイツを履いた時の下半身コーデは、大きく分けて3通り
- タイツの上にロングパンツ
- タイツの上にショートパンツorハーフパンツ
- タイツのみ
1番目のタイツの上にロングパンツについては、普通にロングパンツをはいたときと見た目は変わらないので、特に問題はないでしょう。問題は2番目です。
結論から言うと、「50代女性のウォーキングタイツコーディネイトは、ショートパンツonタイツは〇、ハーフパンツonタイツは×」です。
ちょっと下の画像を見てください。
上が若い子、下が我々50代女性だと思ってください。もちろん年齢などはものともしないすばらしいスタイルの方もいらっしゃるでしょうが、あくまで一般論で言えば、足は短く太くというのが多くの中年女性の体形でしょう。
この中で上下の差が一番大きのが真ん中です。どこが違うかと言えば、「パンツのシルエットが、上は縦長、下は横長」なところです。
体形隠しのためのハーフパンツが、却って太さと短さを強調してしまっているのです。
これがもっとダブダブサイズだったらデカパン感は倍増です。
というわけで、タイツの上に短パンを合わせるなら、ショートパンツを選びましょう。デカパン感が出ないように、サイズは大きすぎないものであることがキモです。
もちろん潔くタイツのみも大丈夫です。下着はよっぽど生地が薄いか色が薄いかでなければ透けないと思いますが、気になる人はトップスを少し丈の長い、お尻の隠れる程度のものにすれば良いでしょう。ただしこれもチュニックタイプは生地が揺れて手に当たって邪魔になるのでゆるゆるは禁物ですよ。
下に紹介するもののように、タイト目でも、裾がラウンドカットになっていて、後ろが長めのものがスッキリしていてよろしいのでは。
おまけ:ウォーキングの際のトップスの話
上記で少しトップスにも触れましたが、動きやすさや暑さ寒さ対策、日焼け対策などを考えて、コンプレッションウエアと言われるピチピチのものを着ることもおススメです。最初はキツく感じるかもしれませんが、ウォーキングあるあるの手のむくみを防止したり、背筋がピッと伸びたり、良いことがたくさんありますよ。
これについてはページをあらためてご紹介しますね。
ウォーキングを長く楽しく続けるには、ウォーキングタイツはマスト
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。ウォーキングタイツがいかにマストなアイテムであるかはお分かりいただけたでしょうか。
スポーツブランドやアンダーウエアメーカーが出しているきちんとしたウォーキングタイツは安い物ではありませんが、使ってみれば絶対にその良さが実感できますよ。
下のページでは、最近購入した画期的なウォーキングタイツ、ミズノのBG9000について具体的なレビューをお届けしていますので、こちらのページにもぜひお立ち寄りを!
コメント