ウォーキングをするにあたり、ギアとして一番に気にするのは何といってもシューズでしょう。その次はウェアでしょうか。ではタイツは?
毎日約20kmのウォーキングを続けている50代の私としては、タイツは必要?効果ある? 履いて歩いて試してみたオススメをご紹介で力説したとおり、長く永くストレスなくウォーキングを続けるためには、ウォーキングタイツは必須アイテムだと確信しております。
いくつかのウォーキングタイツを試してみましたが、他に類を見ない画期的なウォーキングタイツとして、本稿ではミズノ(MIZNO)のバイオギアシリーズBG9000をご紹介します。
ミズノBG9000の特徴
パワーネットを裏表の生地で挟み込んだ、今までにない構造
一般にスポーツタイツは、タイツの内側にサポートのためのパワーネットなどを縫い付けてあります。しかしミズノBG9000は表裏の完全二層構造になった生地の間にサポート用素材が挟み込んである(正確には糊付けされている)のが最大の特徴です。
サポートのためのパワーネットを糸で縫い付けていないということは、縫い目が無いということ。その分フラットで薄手のタイツになっています。
(縫い目が一切ないということではなく、サポート素材用の縫い目は無いということです。布の合わせ目には縫い目はあります)
黒と色柄の、リバーシブルでコーディネイトが広がる
前述したようにサポート用の素材を糸で縫い付けていないので、表と裏、リバーシブルで使えるという、これもBG9000が画期的である最大のポイントの一つ。
片面は定番の黒、そしてもう片面の色柄を好みで選べます。高機能のスポーツタイツはお値段もそれなりですから、1本分の値段で2本分のデザインが手に入るのは大きなアドバンテージです。
柄もののスポーツタイツにも挑戦してみた行けれど、定番の黒も持っておきたいという人には、まさに福音!
実は私、往年のベッキーじゃないけれど黒無地のレギンス・黒無地タイツが大嫌いで、スポーツタイツも「黒無地じゃない」のが選択の第一条件になっておりますので、BG9000に注目したのも実は黒無地だけじゃないというのが最初でした。
私は特段オシャレな人じゃないんですけど、黒いレギンス・タイツは投げやり感というか工夫してない感がすごくイヤなんですよ。あと、黒は足が細く見えるとかの説もあるけど、実は足の形がクッキリわかるので太さも強調されると思ってるんですけど、どうなんでしょうね…
ミズノBG9000のここがオススメ
ネットの縫い目が少なく、なめらかな肌触り
下の写真のように、縫い目布地の切替部分のみ。よくスポーツタイツで見られる膝やふくらはぎのテーピングの王な縫い目はありません。
また、両面が表地となりますので、ネット上の繊維が直接肌に当たることが無く、とてもなめらかな肌触りです。
もちろん、運動が終わってタイツを脱いだ後、足に縫い目の跡がつきません。お肌が敏感で縫い目の跡がかゆくなるのがイヤな人も、これなら安心です。
裾のフリーカットが地味に機能的
リバーシブルであることに付随するのですが、裾に折り返しがなく、切りっぱなしのようになっています。これが靴下のゴム跡が着きやすい人(私も含め)にとっては地味にありがたいところです。
ミズノBG9000のここが残念
柄面はサポーター部分がわかりにくい
サポートタイツは、膝の周りのサポート素材をきちんと膝周りにフィットさせて履く必要があるのですが、ミズノBG9000はサポート素材の縫い目がないのがアダとなり、膝をフィットさせるポイントがちょっと見えづらいです。サポート素材は有孔の薄い素材(スロギーの淵に使われているみたいな感じ)で、その穴ぼこになっている素材感でサポート素材の位置がわかるのですが、黒面はともかく特に薄い柄面は凹凸がわかりにくいです。
ウエストに紐がないのが心もとない
ウエスト部分は、後ろのほうが高く立体的になっていて、フィットするように作られています。多くのスポーツタイツに付いているウエスト部分に調節用のひもは、BG9000にはついていません。
これはこれでゴロゴロしなくてよいのですが、ちょっと心もとなく感じてしまう人もいるかもしれません。
ミズノBG9000の履き心地
薄手で肌に沿う
とにかく最大の特徴は「パワーネットが素肌に触れない」ことです。薄手の素材は滑らかに肌に沿ってくれます。
逆に滑らかすぎてだんだんと落ちてきて、歩いているうちに膝の位置が若干ずれてくるときもあります。
サポート力はそれほど強く感じませんが、全体的なフィット感はかなり強いです。
ズレを直すときに少しやりにくい
履いている途中にズレたタイツの位置を直そうとすると、生地が2重になっているがゆえに表になっている部分の生地だけをつかんでしまい、ちょっとイライラしてしまうことがありました。
ミズノBG9000のバリエーション
リバーシブルが売り物BG9000ですから、当然色柄にはバリエーションがあります。
片面は黒無地(モノによっては黒無地にカラーのステッチ)、もう片面が色柄になります。
型番的にはK2MJ8D01、K2MJ9D01、K2MJ5D02があり、それぞれにカラーがあるようですが、私が確認できたのが以下の種類でした。
[ミズノ] トレーニング バイオギア BG9000 K2MJ8D01
パッチワーク風の柄で、カラーはブラック×ブルーとブラック×ピンクの2種類
[ミズノ] トレーニング バイオギア BG9000 K2MJ9D01
ポリゴン風の柄になります。
カラーはブラック×アストラルオーラ
[ミズノ] トレーニング バイオギア BG9000 K2MJ5D02
カモフラ風の柄で、黒面にカラーのステッチが入っているのが特徴。
カラーはブラック×クローバー、ブラック×ブルー 、ブラック×ピンク、ブラック×チャコール、ブラック×ブルーアイリス
ミズノBG9000が買える実店舗は?
スポーツタイツは、実際試着して選ぶのが一番です。ネットで買った場合、肌に直接触れるものなのでサイズ違いでも返品不可となっていることが多いと思います。
ですので、ぜひ実店舗で試着してから買うことをお勧めします。
私は東京のミズノのショップで買いました。メーカー直営ショップの多くは、スポーツ用品の量販店より空いていて店内もゆったりしているので、初めからミズノに狙いを絞るなら、メーカー直営ショップはおすすめです。
以上、縫い目のない画期的なリバーシブルウォーキングタイツ MIZUNO BG9000を実際に履いて試したレビューでした。ご興味のある方は是非!
ウォーキングとスポーツタイツ、中高年のイタくないタイツコーディネイトについては、以下の記事もご参考にどうぞ
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