旧中川から隅田川へ東西に一直線に流れる小名木川は、江戸時代に千葉の行徳で生産された塩を江戸に運ぶために作られた水路です。小名木川の名前は開発者の名前をとってつけられました。
水路として使われなくなった現在、河川敷は散歩道として整備されています。その名も塩の道。
今私はこの江東区を中心とした運河めぐりを精力的に行っておりまして、いずれ整理してこのサイトにも載せたいと思っていますが、先週末の探索中に紅葉の良い写真が撮れたので、時期がズレないうちにこれだけ掲載しておきます。
撮影場所は小名木川が旧中川に注いだ先、荒川との境にある大島小松川公園です。
対岸から見つけた赤い山を目指して、大島小松川公園に入ります。
そしてこの公園にはこんなものが
旧小松川閘門の遺構です。荒川と旧中川は水位が数メートル違うので、船の行き来をする際に必要な設備。前門と後門の二つの中に船を入れ、水位を行き先に揃えるための施設です。現在この旧小松川閘門は使用されなくなり、ここに古代遺跡の様に展示されているのです。
最近、もう少し下流に「荒川ロックゲート(閘門をヨコモジにするとロックゲート=Lockgate)」という新しい閘門ができて、これもまた探索ポイントとして後日訪ねてみたいと思っています。
今日、東京は台風のような大荒れの天気なので、この雨風で今週末はもうこの紅葉は見られないのでしょうね。
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