高野山に行くのに全面的に南海電鉄さんにお世話になり、快適に過ごせましたで高野山に至るまでの記録を書きましたが、肝心の高野山のレポートです。
さて、高野山は天空の宗教都市とも言われていて、標高1000メートルくらいの高地がさらにそれより高い山々に囲まれていて、まるでハスの花のような地形にあります。金剛峰寺を中心として幾多の宿坊を備えた塔頭寺院が立ち並び、独特な街並みを見せています。
訪れたのはGWが終わった次の週末。たいていの名所旧跡は一年のうちで一番空いているシーズンでありますが、高野山は違いました。というのは開創1200年特別開帳期間最後の週末だったからです。いやはや、これほどまでとは思いませんでした。結論から言うと、人の多さ(そしてそのほとんどは団体さん)に気圧されて疲れて、日傘をさしてご朱印街の行列に並ぶのはかろうじて許せるとしても他人の目の高さにある傘をクルクル回しながらおしゃべりに興じる人とか、集合時間を守らないメンバーを必死に探すツアコンさんとかばっかりが目についてしまいました。いけませんねぇ。。。
根本大塔の立体曼荼羅とか、霊宝館に収蔵されている孔雀明王像や慶系列(運慶とか快慶とか)の迫力ある木像とか、今年再建された中門の四天王像とか、金剛峰寺の蟠龍庭(ばんりゅうてい)や襖絵など、すばらしいものがたくさんあり、見どころは多かったのですが、いかんせんそれより人人人。。。
当初の計画では、金剛峰寺はもちろん、幾つかの塔頭寺院もめぐりながら高野山の町を隅々まで歩き倒す計画でしたが、何しろ納経所が混んでいて1時間待ちとかになってしまうので、2日間かけて金剛峰寺の各お堂と霊宝館、奥の院に行くのがやっとでした。奥の院は時間の関係でご朱印の列には並べませんでした。残念。
いつかはもう一度比較的すいている時期に訪れてみようと思います。冬なんかいいと思います。寒いけど。
そんな中でもいくつか写真を撮ってきたのでどうぞご覧ください。
大門
中門の四天王立像
檀上伽藍
根本大塔は1937年(昭和12年)、空海入定1,100年を記念して再建したもの。金堂は金堂、昭和9年(1934年)の再建。いずれも鉄筋コンクリート造
金剛峰寺新別殿の両界曼荼羅
金剛峰寺の中にある御接待のための広間。ここに入るときにお菓子が配られる。一休みできる場所には奉納の絵画などが展示されています。
金剛峰寺蟠龍庭(ばんりゅうてい)
国内最大級の2,340平方メートルの石庭。
おまけ
「般若湯」を買い求めた金剛峰寺近くの酒屋さんに貼ってあった北大路欣也さんの直筆サイン入りポスター。北大路さんは、空海の生涯を描いた映画に主演した際に真言宗の信徒になったそうです。
高野山金剛峯寺データ
- 名称 高野山金剛峯寺
- ふりがな こうやさんこんごうぶじ
- 住所 和歌山県伊都郡高野町高野山132
- 宗派 高野山真言宗(総本山)
- 本尊 大日如来・弘法大師
- 公式サイト https://www.koyasan.or.jp/
- 札所 真言宗十八本山18番/西国三十三霊場・番外/神仏霊場巡拝の道 第13番
御朱印
奥の院に行く途中に立ち寄った苅萱堂でもご朱印をいただきました
密厳院苅萱堂データ
- 名称 密厳院苅萱堂
- ふりがな みつごういんかるかやどう
- 住所 和歌山県伊都郡高野町高野山478
- 宗派 高野山真言宗
- 本尊 地蔵菩薩
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