- 名称 成田山深川不動堂
- ふりがな なりたさんふかがわふどうどう
- 住所 東京都江東区富岡1丁目17番13号
- 宗派 真言宗智山派
- 札所本尊 深川不動尊
- 童子 因陀羅童子(いんだらどうじ)
- 公式サイト http://www.fukagawafudou.gr.jp/
大人気歌舞伎役者市川団十郎が崇敬したことで江戸庶民にも爆発的な人気を博した成田不動尊。庶民はおろか、やんごとなきお方もその霊験あらたかなお不動様を拝みたいと熱望しました。そのお方とは徳川五代将軍綱吉の生母桂昌院。
そんなこんなで弘法大師自ら刻んだと言われる成田のお不動様の出開帳が行われたのが、富岡八幡宮の別当寺でもあった永代寺です。
時は下って明治時代。神仏分離令が後の廃仏毀釈の風潮の中で永代寺は廃寺となってしまいます。しかし長年根付いてきた江戸っ子のお不動様への信仰はゆるぎなく、永代寺の廃寺後深川公園となっていた現在の地に成田不動尊の勧請が叶い、深川不動堂が建立されました。
その後、関東大震災、東京大空襲により不動堂は2度焼失しますが、ご本尊は奇跡的に災禍を逃れました。
平成23年には新しい本堂が完成しました。この本堂はモダンな建物の外壁にビッシリ梵字が並んでいるとっても個性的な建物で、その梵字はお不動様の真言です。参拝者用の椅子がすり鉢状に並ぶ本堂奥の内陣にご本尊が安置されています。
拝観時、本堂と旧本堂の間から入っていくのですが、旧本堂入口には巨大な木像の不動明王坐像が鎮座しています。これは同じく平成23年に奉安された「おねがい不動」ですので、お間違いなきよう。
旧本堂は内仏殿となっており、各干支のお守り本尊や天井画、クリスタルのお不動様が並ぶ祈りの回廊など、色々見学できます。
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