- 名称 医光山長寿院安養寺
- ふりがなか いこうざんちょうじゅいんあんようじ
- 住所 東京都新宿区神楽坂6-2
- 宗派 天台宗
- 札所本尊 十一面観世音菩薩
神楽坂と大久保通りが交わる「神楽坂上」の交差点にあります。元々は江戸城内にあったものを徳川家康江戸入府の際、現在の場所にうつされたそうです。
山門を入った正面に札所本尊の十一面観音が安置されているお堂(聖天堂)があります。入口の浄財箱にはクロスした二本の大根が浮き彫りにされたプレートが。よく見ると先が二股になっています。この二股大根はこのお堂に歓喜天が奉安されており、歓喜天への定番お供え物が大根、お酒、スイーツだからです。
で、この歓喜天の本地仏(元々の仏)が札所ご本尊の十一面観音です。歓喜天および十一面観音像は総本山比叡山より勧請されました。歓喜天は油をかけて(油浴)祈祷するそうで、こちらでは毎月行う油浴のほかに特に願主の依頼により行うこともできるそうです。
ご本尊は薬師如来で、2メートル余りの坐像は「神楽坂大仏」とも言われているそうです。空襲を奇跡的に無傷でくぐりぬけた顔・手首・薬壺を使い、戦後に復元された金色に輝く御姿です。聖天堂の横にある階段を上っていった本堂に奉安されています。
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