- 名称 牛宝山明王院最勝寺
- ふりがな ぎゅうほうざんみょうおういんさいしょうじ
- 住所 東京都江戸川区平井1-25-32
- 宗派 天台宗
- 札所本尊 目黄不動尊
- 童子 法挟護童子(ほっきょうごどうじ)
- 公式サイト http://www.tendaitokyo.jp/jiinmei/saisyouji/
釈迦如来をご本尊とする最勝寺は元々隅田川の河畔にあったそうです。創建は天台宗三代座主慈覚大師円仁、その際円仁はスサノオノミコトを勧請し牛嶋神社を開創します。山号の牛宝山は牛嶋神社にちなむものでしょう。その後、本所に移転したそうです。
ちなみに牛嶋神社は隅田川の東側にあり、鳥居越しにスカイツリーが見える場所としてちょっと有名になりました。最勝寺も移転しなければスカイツリーの麓のお不動様として名所になったかもしれませんね。
目黄不動尊は最勝寺より古く、奈良時代に東大寺初代別当の良弁(ろうべん)作と伝えられています。後に最勝寺の末寺で本所表町にあった東栄寺の本尊として祀られ、江戸五色不動となりましたが、明治の廃仏毀釈で同寺が廃寺になった折に最勝寺に移りました。
そして明治末期に隅田川に駒形橋を架ける工事が始まるに当たり、現在の地に移転してきました。今度は荒川の河畔です。東京もこのあたりになるとスカっと空が開けて広々とした雰囲気。周囲にはお寺も多くあります。これらのお寺も区画整理でこの地に移ってきたのでしょうか?
現在不動堂に祀られている不動明王像は江戸時代作の木像で(良弁作のお像はいづこへ?)江戸川区指定文化財です。不動堂のガラスにはセコムのシールがバッチリ貼ってありますが、納経をお願いすると、寺務所入口から不動堂に上げてくれて、直接納経して拝むことができます。
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