ご本尊の日本最古の仏像と言われる一光三尊阿弥陀如来像は、インド(天竺)で作られ百済を経て日本にやってきたそうです。中央に阿弥陀如来、右に観音菩薩、左に勢至菩薩が立ち、一つの光背を背負った立像で、特徴的な印を結んでいます。この様式は善光寺式阿弥陀三尊と呼ばれています。日本で三番目に古いと言われる本堂に安置されていますが、歴代のご住職もその全容を見たことのない絶対秘仏で、七年に一度のご開帳で公開されるのは前立本尊です。
善光寺の寺号は信濃の国司の従者「本多善光」の名前から付けられています。はるばるインドからやってきたご本尊様は、当時の親仏教派VS反仏教派の対立の中で、反仏教派によって打ち捨てられてしまいました。本多善光はそれを拾って国元に持ち帰り祀った人だそうです(諸説あり)。現在の地にやってきたのは642年だそうです。
創立が古く、日本には仏教諸派の無い時代なので、○○宗と言われる宗派はありません。これを単立寺院といいます。地元の人たちが崇敬し守ってきたお寺ということで、浅草の浅草寺もこのタイプです。
また、秩父三十四箇所観音霊場を回り終わった(結願した)後、善光寺に御礼参りに行くのが正式とされています。
善光寺データ
- 名称 定額山善光寺
- ふりがな じょうがくさんぜんこうじ
- 住所 長野県長野市元善町491
- 宗派 なし(単立)
- 本尊 一光三尊阿弥陀如来(絶対秘仏)
- 公式サイト http://www.zenkoji.jp/
ご朱印
私は本堂の中でご朱印をいただきましたが、山門の近くにもご朱印をいただく場所がありました。また、御朱印も以下に掲載したもののほかにご詠歌や山門のご朱印もいただけるようです。
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