ご祭神の大日孁貴神(おおひるめのむちのかみ)は天照大神(アマテラスオオミカミ)の別名。豊宇気毘売神(とようけびめ)は豊受大神(トヨウケノオオミカミ)でウケとは食物のことなので、食物・穀物を司る女神です。
天照大神と主祭神とし、伊勢神宮を総本社とする神社を「神明宮」と呼びますが、こちらもその神明宮の一つです。伊勢神宮と同じく神明鳥居(伊勢鳥居)がありました。伊勢鳥居の特徴は、縦横の木の角度がそれぞれ水平・垂直であること、一番上の横木(笠木)が五角柱で二本目の横木(貫)が角柱である、額束(笠置と貫を結ぶ中央の垂直の木、よく扁額がかけられる)が無いことです。こちらの鳥居は笠木と貫が円柱状ですね。
社殿は平成12年に建て替えられた総ヒノキ造りの立派な物でした。
社地の後ろは渡良瀬川で、この一帯は高津戸峡といわれる美しい渓谷で、その後ろの要害山にはハイキングコースもあります。さらに神社の道路を挟んで向かい側はわたらせ渓谷鉄道の線路で、渓谷線大間々駅や踏切を見渡せ、さらに柵が無いので電車の撮影にピッタリです。
高津戸峡、わたらせ渓谷鉄道などの写真は群馬県赤城の渓谷と風景写真をご覧ください。
大間々神明宮データ
- 社名 大間々神明宮(おおまましんめいぐう)
- 主祭神 日孁貴神(おおひるめのむちのかみ)、豊宇気毘売神(とようけびめ)
- 住所 群馬県みどり市大間々町大間々2245
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