メガネの鼻あて(鼻パッド)が邪魔だなと思ったことはありませんか?
今回はメガネの鼻あてに不自由や支障を感じている方々に、私が愛用している鼻あてのないメガネ「ちょこシー(Choco See)」をご紹介します。
鼻あてのないメガネに変えた理由
私は裸眼0.01のド近眼。若いときはコンタクトレンズを使っていましたが、40歳を過ぎてコンタクトでは手元が見づらくなってきた(まあ、老眼というヤツです)のを期にコンタクトをやめてメガネに変えました。
メガネ生活は、手元が見えないときにメガネをさっと上げて細かい字を見ることができたり、使い捨てレンズのレンズ代がかからなくなったり、何で今までコンタクトに固執していたのか不思議なほど快適でした。
ところが、50歳を過ぎたころ、突如メガネの鼻あてにかぶれるようになってしまいました。鼻あてに当たる部分がかゆくてかゆくてたまらなく、寝ているときに無意識に掻いてしまったのか、皮膚が剥けたり変な汁が出て来たり。
さらにその部分がファンデーションを塗ってもわかるくらいクッキリと色素沈着してしましました。
皮膚科に行っても目に近い場所ですから塗り薬は出してもらえず、かゆみ止めの内服薬だけでした。とはいえ0.01のド近眼ではメガネをかけないわけにもいきません。
かぶれという実害が出たことで、待ったなしで真剣に鼻あてのないメガネを探した結果、CHARMANT(シャルマン)というメーカーのちょこシー(Choco See)に変えたのが約2年前。
今ではかぶれも治り、メイクの崩れも気にせず、色素沈着ファンデーションを軽く塗ればわからないくらいに、スッピンでも気を付けてみないと分からないくらいになりました。

もちろん変な汁も出ることは無くなりました。
ちょこシー(Choco See)はこんなしくみになっている
「鼻あてのないメガネ」はどういう仕組みになっているのでしょう。
鼻あての無いメガネは、大きく分けて2種類に分かれます。
一つは「一山(いちやま)メガネ」と呼ばれるもの。
これは戦前くらいまでは普通の形で、左右の枠をつなぐブリッジを鼻の上に乗せて支えます。
これだと鼻あてはありませんが、ブリッジが鼻の上に乗りますから鼻に荷重がかかることは鼻あて付きのメガネと変わりません。そもそも鼻の付け根(鼻根)が低い日本人には結構辛い形ですね。私なんか絶対無理です。
もう一つは鼻ではなくこめかみ部分とツルの先端でメガネを支えるタイプ。メガネのどの部分も鼻に触れない、「浮くメガネ」とでも言いましょうか。ちょこシー(Choco See)はこの浮くタイプのメガネです。
これがちょこシーを上から見たところ。白い部分の先端がそれぞれこめかみ(ほほ骨の上)と耳後ろに接して、前後で側頭部を包み込むようにメガネを支えるわけです。
白い部分の材質はプラスチック。芯に弾力のある金属が入っていて、ここを手で調節してフィットさせます。メーカー公式サイトによれば調節は自分でもできるそうです。

私は持ち前の怪力で曲げて折れたりしたら嫌なので、買ったときにメガネ屋さんで調節してもらいました。
上に紹介した写真は私が使っている実物(FG24502)で、つる(テンプル)の素材は弾性チタン合金だそうです。デザインはこれを含めて3種類のみ(2019年6月時点)。各デザインとも数色のバリエーションがありますが、いずれもこぶりな作りで、どちらかというと女性向きのデザインです。
ちょこシー以外の浮くタイプの鼻あての無いメガネフレーム
浮くタイプの鼻パッドの無いメガネでは、一番有名なのがネオジン。
ネオジンもメガネを支える箇所はちょこシーと同じですが、こめかみ部分の支えが従来の鼻パッドと同じ形状で、メーカーでは「サイドパッド」と呼んでいます。
個人的にはこのサイドパッドがちょっと問題で、支える面積が鼻パットと変わりないのと、材質がシリコンなので、シリコンの鼻パッドにかぶれてしまった身としてはちょっと心配。取り扱い店舗で試着もしましたが、ちょこシーに比べてこめかみ部分への当たりが強い感じがしたのでネオジンは諦めました。

ネオジンの方がデザインは断然豊富なんですけどね…
もう一つ、ネットでみつけた浮くタイプのメガネを作っているのが株式会社FITの、その名もFitシリーズ。
このメーカーは鼻あての無い浮くタイプのメガネの他にも、ツルの無いメガネなど個性的なメガネフレームを作っているようです。
取扱店舗が少ないのが玉にキズ。
一番知りたい、鼻あてのないメガネフレームちょこシーのかけ心地は?
実際にちょこシーを試してみての感想です。
まずはフィット感やズレについて
頬骨の上で支えるタイプなので鼻あてに比べて「しっかり乗っている」感はありませんが、普通の日常生活ではまず問題ありません。時速6kmでウォーキングしている時はちょっと揺れますが、それでもズレるほどではありません。さらにこめかみは脂ぎらない場所なので、皮脂が原因でズルズル滑ることもなくなりました。ただしランニングとかテニスとかの運動は厳しいと思います。
鼻あての跡問題
当然ながら鼻あての跡は付きませんが、その代わりに、こめかみに跡が着くのでは、と心配していました。これについては「全くつかない」とは言いませんが、許容範囲と思っています。こんな顔ですが、愛用2年を経た様子を見てみますか?
窪んでますね。でもまあこのくらいなら自分では気になりません。顔のど真ん中に跡や色素沈着があるのに比べたら、何もないのと同じです。髪の長い人ならこの部分は完全に髪に隠れてしまう位置ですね。
何より快適なのは鼻の付け根に重さがかからないこと。ちょこシーに変えてから、今まで顔に負担をかけていたんだな~ということが実感できました。眉間が軽くなって余分な力が入らなくなったのは明白。こころなしか眉間と額のしわが浅くなったような、目つきが良くなったような気がします。
ちょこシー(Choco See)の価格
メーカーサイトによれば、ちょこシーの定価(参考価格)は18,000円(税抜き)。これはフレームのみの価格ですので、フレーム代にプラスしてレンズ代が必要です。
ちなみに私が実店舗で買った時の価格は、フレームが定価通りの18,000円、レンズが5,000円(両眼)、合計で23,000円(すべて税抜き)でした。
ただし、ネットで見たところ、レンズ込みで18,000円(税抜き)のところもありました。
価格comでの実勢価格はこちら
ちょこシーをはじめとする、浮くタイプの鼻あての無いメガネは、フィッティングも自分でできるというのも一つのウリになっています。ということはネット販売が可能だということで。度数の問題をクリアすればネットでメガネを買うというのも選択肢の一つに入るかもしれませんね。
ちょこシーの取り扱い店舗、ちょこシーを試せるお店
とはいえメガネを買うのにはやはり実店舗が良い、それよりなにより試着してみなければ始まらないと思っている方。全くもって120%同意いたします。というわけで、次はちょこシーを取り扱っている実店舗についてです。
ちょこシーのメーカー公式サイトには、何と取扱店店舗一覧が掲載されていません。大人の事情もあるのでしょうが、かなりの機会損失ですよね~。というかちょっと不親切?
そもそも、私が鼻あて無しメガネの中からちょこシーを買うことになったのもまったくの偶然でした。
ネットで「鼻パッドのないメガネ」、「鼻あての無いメガネ」などで検索した結果みつかったのはネオジン(neojin)とFITシリーズの2種類のみ。
とにかく鼻当ての無いメガネがどんなものか、実物を手に取って試着してみないと始まらないということで、鼻当て無しメガネの有名どころneojin(ネオジン)を試すつもりでメーカーサイトに載っていた取扱店に行きました。
そこでお店の人に「鼻パッドの無いメガネだったら、ちょこシーもありまっせ」と紹介されたのがちょこシーとの出会い。

これは2017年、ちょこシーが出たばかりのころことです。
ところが!全国展開するメガネのチェーン店「パリミキ」が2018年年末からちょこシーの取り扱いを始めたらしいです。これは朗報。メガネのパリミキだったらその店舗数は3ケタは下らず、全国に店舗展開してますからね。
まずはかけ心地を試してみたいという人、お近くのパリミキに行ってみてください。
まとめ:鼻あてのないメガネは相当快適だった
以上、私のちょこシー体験談でした。とにかく快適に過ごせているというのが唯一無二の感想です。今まではJINSとかZOFFのようなリーズナブルなお店でメガネを作っていて、それに比べればちょこシーはお高いので、正直今回のかぶれ事件がなければ買っていなかったところですが、実際に快適だったので良しとしたいと思います。

でもホンネ言えばもう少しお値段がこなれてほしいですけどね
余談:メガネだけでなく、年をとってやめたものは他にもあった
今回はメガネの鼻あてのかぶれから使うことになった鼻あての無いメガネについて紹介しましたが、50代にもなると、若いときには当たり前だったものが合わなくなったり支障が出たりするものが他にも色々出てきます。

そもそもコンタクトをやめてメガネにしたのも老眼が原因。
このほかに私が加齢によってやめたものをざっと挙げると
- ヘアカラー(白髪染め)
- 腕時計
- ピアス
- ビューラー
- パンツ
年齢を重ねると色々失うものがあるのかもしれません。でもでも、負け惜しみじゃありませんが、そんな現実も結構受け入れられるものです。
ちなみに、白髪染めをやめたときに取った対策については

白髪染めをやめたことについては、また別の角度からご紹介したいと思っています。その他のことがらについてもまたいつか。
コメント