秩父行のトリをかざるオアシスが・・・
昨年からハマっている秩父について、当アカジンジャーナルでは、東京から気軽に行ける秩父は吉高由里子でなくてもおすすめしたい でもアツくご紹介しているところであります。
山・神社仏閣・ゴルフ・ハイキング・アニメ聖地・バイクツーリング・祭り・鉄道・川遊び・林家たい平師匠など魅力尽きない秩父ですが、我々は西武秩父駅から伸びるアーケード「仲見世通り」がとても気に入っておりました。
秩父土産や地産野菜、地酒、地域の名産などを売る店舗や屋台、飲食店などが並び、真ん中にステージを備えたフリー広場にはテーブルや椅子があり、ステージでは時々地域のコーラスや民族楽器演奏や踊りなどのステージが行われていました。
我々はこの広場にある屋台の焼き鳥屋さんで秩父名物くるみ味噌タレの焼き鳥と生ビールを購入し、ハードウォーキングの疲れを癒しながら帰りの電車を待つひとときを、秩父行のファイナルを飾る恒例のイベントとして大いに楽しんでいました。焼き鳥を食べ終われば別の屋台でこんにゃくの煮込みや手焼き煎餅なども食べます。
広場の中央、ステージ前の椅子がある場所は風が吹き抜け、喫煙所も近く、喫煙所前の駅前バスターミナルからは、ガッツリ削られた武甲山が良く見えました。
駅なので電車の発着ごとに人がやってきて引いていく。家族で、グループで、カップルで、一人で。それぞれお店をのぞいたりベンチで休んだりお土産買ったり買い食いしたり、休日をエンジョイする人々はのんびりとリラックスした感じで、そんな善男善女の流れをぼんやり見ているのも楽しいものでした。
2時間くらい平気で過ごせます(ベロベロになっちゃうけど)
それが2014年の秋のお話し
しかし!この後、そんなやすらぎの仲見世通りを震撼とさせる事件が起こったのであります。寒い冬と暑い夏を過ぎ、2015年9月に久しぶりに秩父を訪れると、なんと!この仲見世通りが複合型温泉施設に生まれ変わるとの告知があるではありませんか!!!!
複合型温泉施設って?大江戸温泉物語みたいなもんですかぁ?
西武鉄道はこの仲見世通りをリニューアルして、特段駅前に無くても良いようなハコモノを作るんだそうですよ。そのために今バスターミナル横にある駐車場をつぶして温泉の掘削を行っている最中です。2016年早々には現在のお店も徐々に閉店し、春には工事に入り、2017年春にその複合型温泉施設ってシロモノはオープンするらしいです。
誰のためにこんなものを作るのか、意味わからない
秩父には温泉施設は結構あって、駅から送迎バスも出しているし、ゴルフに行く人はゴルフ場のお風呂に入るし、何でワザワザ駅前に温泉施設作るんでしょうね?
レッドアロー乗って秩父来て駅前温泉入ってすぐ帰れますよってこと?
しかも露天風呂があるんですってさ。線路が見える露天風呂にするんですかね?
電車の音聞きながら露天風呂入りたいですか?
都会にあるんだったら駅から近いってのは魅力かもしれないけど、ここはちょっと足延ばせば景色良いところたくさんある秩父なんですよ?
ホント、誰が利用するんだろう?私達みたいな電車で来たハイキング客とか?
吉高由里子とか?
まあ、少なくとも我々は温泉入らないですけどね。
そんで、駐車場とか完備するのかわからないけど、マイカーの人とかきっと来ませんよ。
バスツアーの人とかも来ないと思うよ。
百歩譲って仲見世商店街をリニューアルするにしても、なんかものすごーーーく方向性が間違っている気がする。
とにかくあの仲見世商店街が無くなってしまうのがショックでショックで・・・。悪態もつきたくなるってもんですよ。
新しい施設にも飲食・物販スペースはできるようですが、きっとこれ見よがしな民芸調か江戸風かレトロ調な内装で、フードコートみたいになっちゃうんだろうな。
あーゆーところってすごく声が響くんですよね。今までは屋根付き屋外だったから、ワンワンとした喧騒はなかったけどね。
もし署名運動やデモなどで阻止できるなら阻止したいほどの残念さですよ。日本橋川の上の首都高くらい不要だと思う。
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