- 名称 神木山等覚院
- ふりがな しぼくさんとうがくいん
- 住所 神奈川県川崎市宮前区神木本町1-8-1
- 宗派 天台宗
- 札所本尊 神木不動尊
- 童子 計子爾童子(けいしにどうじ)
- 公式サイト http://www.tougakuin.jp/
地元住民でもない限りおそらく読めないであろう山号の神木(しぼく)は、このあたりの地名にもなっています。実は私も20年近くお隣の横浜市青葉区に住んでいましたので、読み方は知っていましたが、由来は今回初めて知りました。それは、遠い遠い昔、ヤマトタケルの東征の時代のエピソードに始まったものでした。
喉がカラカラだった日本武尊が一羽の鶴のが地上に降りるのを見て、そこに水があるに違いないと思い降り立った地に行ったら果して水があった。その水を飲んだところ、喉の渇きが癒えただけでなく気力が満ち満ちてきたので、これはタダの水ではなく霊水であろうと大変ありがたく思って一本の木を植えた。その木が神の木=神木と呼ばれるようになったそうな。
後に(平安時代)智証大師円珍がその神木で不動明王を刻み(結構ダイタンですな)、神木不動尊としたそうな。
そのごご本尊神木不動尊は秘仏として、もう一つのご本尊薬師如来と共にこのお寺に祀られています。
本堂にはご本尊とは別に天台宗開創1200年と記念して造られた堂々たる不動明王坐像も奉納されています。
つつじの名所としても有名で、つつじ寺の異名も持ちます。こんもりとした植栽と歴史ある堂宇が日本的な風景を作り出しています。
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