年またぎで敢行していた秩父34か所観音霊場めぐりもついに結願の日を迎えました。
この日の予定は、西武秩父駅から小鹿野方面行のバスに乗り、松井田というバス停で降りて33番札所を目指します。ここは普通の舗装道路。起伏もなく順調に延命山菊水寺に到着しました。

ところが山門の隣の石碑には「大桜山長福寺」とあります。あれ?違うお寺か?と思ったら、かつての別当寺の名前だそうです。

本堂に入ると大きな土間になっているというちょっと変わったつくりでした。外から想像するより広くて天井が高く、内陣を見上げるようになっています。

ご本尊の聖観音菩薩像は県指定文化財彫刻部門の第一号だそうです。

ご本尊の聖観音菩薩像は県指定文化財彫刻部門の第一号だそうです。

手水鉢にはお寺の名前にちなんだのか、真っ白な菊の彫刻があって、ここからお水が出ています。

手水鉢にはお寺の名前にちなんだのか、真っ白な菊の彫刻があって、ここからお水が出ています。

本堂

本堂

御朱印をいただいて、さてここから結願の34番に向かいます。

途中、「道の駅龍勢会館」があります。この日は丁度地元の椋神社例大祭の神事「龍勢」の前日でした。「龍勢」といえば「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」にも出てきた巨大ロケット花火のこと。
これもまたたまたまですが、数日前にテレビで実写ドラマをやっていて、たまたま見ちゃって不覚にも涙を流してしまったことを思い出してしまいました。

話は全然それますが、何でこのドラマを見ちゃったかというと、この日丁度一人暮らしをしている息子が遊びに来てて、ヤツがこのアニメ好きなんで、ついつい見ちゃったんですよね。
で、若人はきっとこのお話しで、幼いころの美しい思い出とか友情とか、抱えている心の傷を告白し、乗り越えてゆくところに感動を覚えるんでしょうけど、ワタクシくらいの年になると親世代にシンパシーを感じてしまうんですよね。

突然子供に先立たれてしまい、そこから現実を見ることを拒否して立ち止まってしまう親の気持ちとか。
逆に幼い子供を残してこの世を去ることになろう親の心残りとか
子どもを残して行く妻の気持ちも、残された子供の気持ちも知りながら見守るしかない父親の気持ちとか。

そんなことをぼんやり考えつつ、敷地内の農産物直売所を覗いてみると心は一気に現実に戻り、新鮮で安い野菜に心を奪われてしまいました。

お食事処龍勢茶屋付属の農産物直売所

お食事処龍勢茶屋付属の農産物直売所。今年はきのこ販売は自粛だそうです。何かあったんでしょうか?

特に立派なキュウリがたくさん!そしてきゅうり売り場には「(きゅうりの)価格高騰のため、転売目的の購入は固くお断りします」の注意書き。
その注意書きに煽られるようにキュウリを物色(転売目的じゃないですよ。自家消費用)していると、ソロソロと一人の奥様が近寄ってきて話しかけてきました。
要約すると、このコーナーにキュウリを出している人は何人かいるんだが、その中のナントカさんのキュウリがとても良いものらしく、指名で電話注文が入るほどである。とのこと。どうやらその奥さんは、その神キュウリ生産者の名前を突き止めて彼の作によるキュウリを手に入れたいので、さっきからキュウリを物色してる私も同志ではないかと思い話しかけてきたようです。残念ながらご期待には添えませんでした。通りすがりの巡礼者なもんで。

キュウリの他にもそそる野菜がたくさんあり、こらえきれずに数点購入。おいおい、これから札立峠を越えるんですぜ。

かき氷もウリみたいです。最近はやりの天然氷ね。

かき氷もウリみたいです。最近はやりの天然氷ね。

御朱印

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