- 寺名 華台山童子堂(かたいさんどうじどう)
- 住所 埼玉県秩父市寺尾3595
- 札所本尊 聖観世音菩薩
- 宗派 曹洞宗
- 参考サイト http://www.chichibufudasho.com/chichibu34/introduction/22ban/
平成26年午年の総開帳の時に回りきれなかった巡礼を翌年の秋に再開しました。一日に複数回れる1番から30番のうち、22番の童子堂だけ行ってなかったので、手始めにそこから。
この童子堂の特徴は何といっても山門の仁王様。小学生が作ったロボットというか、交通安全教室にやってくる腹話術の太郎君人形(って今でもいるのでしょうか)チックな、一度見たら忘れられない仁王様。おそらく秩父札所巡礼の中で一番のインパクトではないでしょうか。
そして山門の前にこの神社の略縁起を書いた看板が立っているのですが、これもまた仁王様のインパクトを上回るソーゼツなお話でございました。いわく・・・
むかしむかし、讃岐の国にドケチな金持ちがいた。巡礼のお坊さんに食べ物を恵むのも拒否するくらいのケチっぷり。仕方がないのでお坊さんはお金を出して食べ物を買い、その食べ物を犬にあげていたら、金持ちの息子が犬になってしまいその食べ物を犬と一緒にむさぼり食らった。その姿に己のケチを反省し、お坊さんに因果を説かれた金持ちは、犬になってしまった息子を連れて諸国行脚に出かけた。その道中童子堂に参ったときに息子はようやく人間の姿に戻った。
このお話を絵にしたものが童子堂の欄間に奉納されていました。
仁王様のオリジナル手ぬぐいも売られていて、ここにご朱印を押してもらうこともできます。
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