昭和新撰江戸三十三観音霊場4番札所∥諸宗山無縁寺回向院

昭和新撰 江戸三十三観音札所
京葉道路に面した山門。ここからJRの両国駅前を経て国技館までまっすぐな道が続く

京葉道路に面した山門。ここからJRの両国駅前を経て国技館までまっすぐな道が続く

  • 名称 諸宗山無縁寺回向院
  • ふりがな しょしゅうざんむえんじえこういん
  • 住所 東京都墨田区両国2-8-10
  • 宗派 浄土宗
  • 札所本尊 馬頭観世音菩薩
  • 公式サイト http://ekoin.or.jp/
  • 別名 両国回向院、本所回向院

江戸時代、日本最大の大火で世界三大大火とも言われる振袖火事は、10万人以上の死者を出したといわれます。この死者を弔うため、時の将軍家綱により与えられた現在地に「万人塚」を築き、死者を合葬したのが回向院の始まりです。その後も天災での死者や水子、刑死者などを弔い冥福を祈る寺となり、さらには動物の供養にも及びました。

境内には災害で命を落とされた人のための供養塔がいくつも建ち並んでいます。

回向院の象徴でもある万霊供養塚

回向院の象徴でもある万霊供養塚

また、回向院は大相撲発祥の地でもあり、江戸時代の大繁華街両国にあったことから、諸国の寺院の出開帳が行われる場でもありました。
現在京葉道路が隅田川を渡る両国橋は、回向院の参拝者のためにかけられた橋だとも言われています。
回向院全体のレポートは日をあらためてアップしたいと思います。

札所本尊は、将軍の愛馬を弔う際に動物愛護供養のために建立した馬頭観音です。今も馬頭観音様は動物の供養塔に安置されています。

札所本尊の馬頭観音はこちらに奉安されている

札所本尊の馬頭観音はこちらに奉安されている

ご朱印

諸宗山無縁寺回向院ご朱印

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