テレビの旅番組では紅葉特集たけなわな今日この頃、吉高由里子の「週末ちち部」も三峰神社の鮮やかな紅葉バージョンに変わりました。

晴れの特異日として名高い11月3日文化の日、前から気になっていた秩父の「琴平ハイキングコース」に行ってきました。以前秩父34か所巡礼の際、26番札所の万松山円融寺に行ったとき、奥ノ院である「岩井堂」に行きました。そこは奥ノ院というだけあって、坂道と長い長い階段を登った山の中に清水の舞台のような掛崖造りのお堂があるんですが、どうやらそこが「琴平ハイキングコース」の道中にあるようなのです。その日は岩井堂にお参りして元来た道を引き返しましたが、このハイキングコースには是非一度行ってみたいと思っていたのです。

コースの全容は、芝桜で有名な羊山公園から武甲山の北側に位置する琴平丘陵に入り、標高396のピークを経て岩井堂を通過し、同じく秩父札所27番大渕寺の背後にそびえる巨大観音像の足元から大渕寺に降りてくるというもの。琴平丘陵の標高は396メートル、全長約6.5キロの行程です。

毎度おなじみレッドアロー号で西武秩父駅まで行って、徒歩で羊山公園へ。公園のはずれから琴平ハイキングコースに入ったはず・・・が、何だか道端のしるべには「思索の森ハイキングコース」と書いてある。

「思索の森」って一体全体何のことやら。数か月前に職場でつけてるJ-WAVEでヘビロテしてた「17歳のポップマエストロ”シンリズム”」の新曲?

今回参考にした地図はこちら
http://www.hikingmap.jp/hikingmap/pdf/course_kot.pdf

後から検証するに、どうやら琴平ハイキングコースへの入り口を間違えて、芝桜の丘を越えて反対側に出てしまったようです。そういえば芝桜の丘の端っこに舗装されていない道に入る場所があったような・・・
まさに「し~んりのもり、し~んりのもり、し~んりのもり、ぬ~けだせてな~い~♪」のメロディが頭の中にリフレイン。googlemapもMAPFUN+もさすがにハイキングコースまではフォローしていません。もう「だけかたすけて~」です。

しかし、大体の方向を岩井堂方向に定めて心理の森、もとい思索の森付近の道を彷徨い歩いていたら、「羊山公園」と書いた道しるべが山の中の細道を指しています。仕方ない、不本意ながらその道を通って羊山公園方面へ。この道は結構なケモノ道でした。でも大丈夫。今日は熊鈴持ってるから。

ほどなくして、羊山公園方面琴平ハイキングコースと思しき道に合流。右に行けば羊山公園、左に行けば札所26番方面と書かれた案内を見てホっと一安心。さあ、ここから本来のハイキングコースです。

ハイキングコースとうネーミングでよろしいのか?

さて、一般に「ハイキングコース」と聞くとどんな道を想像しますか?私はですね、「ちょっとアップダウンがある森の中の道で、二人並んで歩けないことも無い」くらいの認識でいました。しかーし!この琴平ハイキングコースは距離も高さもそんなにありませんが、道は中々に細く、ところどころ伸び伸び育った木の根っこがフクザツに絡まり道をふさいでいます。

まあ、スニーカーじゃ厳しいと思います。特に雨上がりに濡れた落ち葉を踏みながらだと足元が不安だし、ゴツゴツとした道は足首も心配です。我々はトレランシューズを履いていて助かりました。走りもしないのにトレランシューズなんか履いちゃって何だかなと思いましたが、世間のウワサによると「スニーカー以上トレッキングシューズ未満」のこんな道には、トレランシューズが最適だとか。確かにソールのグリップ力、足首の安定感、足先の保護に最適で、トレッキングシューズより軽量という丁度良い仕様です。下界に降りても履き替えなくて良いしね。是非お試しあれ。

それから手袋あった方がいいですよ。さて、どうしてでしょう?ご想像はつくと思いますが、木につかまったり、手をついて岩の段差を降りたり、ロープにつかまらなきゃならない場所が数か所あるからです。

とにかく、口笛ふきつつ、共に手を取りらんらららん♪がハイキングとの認識ならば、ここはハイキングコースではありませんからね。

途中、石仏や修験道、鳥居、武甲山登山口の碑などを所々に見て進みます。長者屋敷跡には立派な東屋があって、休憩に持ってこいです。ここからすこーしだけ景観が開けて、街並みを見下ろすことができます。

長者屋敷跡の碑

長者屋敷跡の碑

立派な東屋

立派な東屋

少し色づいた木々の隙間から街並みが見える

少し色づいた木々の隙間から街並みが見える

まだ色づいていない紅葉

まだ色づいていない紅葉

その後、岩井堂や護国観音を見て27番札所大渕寺の境内に出て、コースは終了です。

大渕寺の山門から背後の護国観音をのぞむ

大渕寺の山門から背後の護国観音をのぞむ

澄んだ空気のおかげて紅葉しかけた武甲山がよく見えた

さて、ハイキングコースはここで終わりで、大体の人はここから最寄りの秩父鉄道影森駅から帰路に着くでしょうが、この日はもう一つ楽しみにしていたことがあり、ここから西武秩父駅まで歩いて戻ることにしました。

実は、行きのレッドアローで車窓を眺めていて、この日は前日の雨のおかげか、空気が大変澄んでいたので、影森から西武秩父に向かう道から武甲山がよく見えるだろうと思っていたのです。
そして、大渕寺から巡礼堂になっている道を西武秩父方面に歩いていくと、武甲山が良く見える場所があるのを、前回の巡礼のときにチェックしていたのです。前回の巡礼のときにはカメラを持っていかなかったので、今回は武甲山の写真を撮る予定なのです。

予想通り以前に見た中で一番クッキリと武甲山が見えました。中腹のちょっと色づいた木々と、上半分ザックリ切り取られた山容は、緑や黄色の木の葉と、ハダカの土部分の対比が一層クッキリとして、複雑な気分にさせてくれました。

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そして武甲山の手前には、たった今歩いてきた琴平丘陵が続いています。「ここをずっと歩いて来たんだなぁ」と思うと、ちょっと達成感を感じることができました。

西武秩父駅前からも武甲山を撮ってみる

西武秩父駅前からも武甲山を撮ってみる

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これも西武秩父駅前にある大きな木。後ろのクレーンは、例の複合温泉施設のためにボーリングしている

これも西武秩父駅前にある大きな木。後ろのクレーンは、例の複合温泉施設のためにボーリングしている