裏参道、法華堂、戒壇堂、、、大仏殿以外にも見所がたくさんある東大寺

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春日大社にお参りした後、東大寺にお参りしました。というわけで、アプローチは南大門ではなく若草山方向から。春日大社の西側の道から若草山の裾を回って手向山八幡宮に出る道は、多少のアップダウンはありますが、人も少なく、折しも雨の日、芝がしっとりと雨に濡れ、鹿も心なしか切なげに固まって座っている姿も情緒あるものでした。

三月堂(法華堂)は3年に及ぶ修復を終えて拝観を再開したばかり。中に入ると幸い我々の他に誰もいませんでした。しーーんと静まったお堂の中、3メートルを超す仏像の迫力に圧倒されます。
中央に法華堂ご本尊の不空羂索観音、前を守る金剛力士、ご本尊の両脇には帝釈天と梵天、四方に立つ四天王、ご本尊の奥には秘仏の執金剛神が安置されています。
しばし時を忘れて見入ってしまいました。東大寺で一番印象に残りました。

東大寺ではほとんど写真を撮らなかったので、拝観券の三月堂の写真を拝借しました。

東大寺ではほとんど写真を撮らなかったので、拝観券の三月堂の写真を拝借しました。

次の二月堂に行く前に二月堂前のお茶屋さん「東大寺二月堂 南茶所 龍美堂」で一服。甘味を注文すると注文の品と共に小皿に乗せられた口直しのお味噌が出されます。これは「行法味噌」というおかず味噌で、二月堂のお水取りの際に出されるものだそうです。ゴマとかゴボウとかが入っているとかで、大変香ばしくておいしいお味噌だったので、お土産用に買い求めました。すだれを使った箱に入ってまして、帰宅後お味噌をおいしくいただいた後には、おにぎらず入れとして重宝させてもらってます。

二月堂から北側に抜けると「裏参道」と言われるとても雰囲気の良い小路に出ます。大仏殿の裏側に繋がっている道で、石畳と石壁に囲まれて、喧騒も時代も思わず忘れてしまいそうな情緒ある道です。
この道を経て参拝客(観光客?)や鹿でにぎわう中門の前の道に出ると、結構なギャップに元来た道を引き返したくなるくらい。
そしてこの日は前述したように雨が降っていて、何だか異臭がすると思ったら、雨で溶けた鹿フンのにおいでした。神様のお使いでも生理現象はところ嫌わずなんですな。
中門の下には何故か外国人観光客YOUがいっぱい。入場料を払うのはナンなので、ここから大仏殿を見ているのでしょうか?

大仏殿はもちろんその大きさ・美しさに圧倒されるわけですが、上記の法華堂や、鑑真によって聖武天皇と光明皇后に日本で初めての受戒が行われたという戒壇堂など見所がたくさんあるので、時間をかけて隅々まで見ていくと色々な発見やお気に入りが見つかるかもしれないですね。私のお気に入りは法華堂で決まりですけどね。

東大寺データ

  • 名称 東大寺
  • ふりがな とうだいじ
  • 住所 奈良市雑司町406-1
  • 宗派 華厳宗大本山
  • 大仏殿本尊 毘盧遮那仏
  • 二月堂本尊 十一面観音(絶対秘仏)
  • 法華堂(三月堂)本尊 不空羂索観音
  • 公式サイト http://www.todaiji.or.jp/

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大仏殿の御朱印、墨書きは「華厳」華厳宗の大本山だから。他にも墨書きのバリエーションがあるようです

大仏殿の御朱印、墨書きは「華厳」華厳宗の大本山だから。他にも墨書きのバリエーションがあるようです

二月堂の御朱印、墨書きは「南無観」。ふくよかでおおらかな筆致

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不動堂御朱印。不動堂は三月堂の前を山に向かって少し行ったところ。墨書きは「五大力尊」

不動堂御朱印。不動堂は三月堂の前を山に向かって少し行ったところ。墨書きは「五大力尊」

 

 

法華堂(三月堂)の御朱印、墨書きは不空羂索観音

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鹿だけじゃない。巨大仏像をオナカいっぱい堪能してもまだまだ見きれない奈良旅行2泊3日=一日目

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東京在住50代、ウォーキング、御朱印集め、写真撮影と現像、70年~80年代の少女漫画(りぼん・別マ派)、中国語学習などが趣味。
遠くない将来に愛媛に移住して下宿屋と海の家を営みながら四国八十八か所巡りをしようと画策中。

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