関東三十六不動霊場三十三番札所∥阿舎羅山大聖寺

関東三十六不動霊場
  • 名称 阿舎羅山大聖寺
  • ふりがな あしゃらさんだいしょうじ
  • 住所 千葉県いすみ市大原10676
  • 宗派 天台宗
  • 札所本尊 波切不動尊
  • 童子 波利迦童子(はりかどうじ)

国の指定文化財の不動堂は茅葺の寄棟で、室町時代のものとされています。関東36不動の中で茅葺の不動堂に出会ったのはここだけのような、、、。この不動堂が立つ場所からは海を臨むことができることから想像できるように、海難除けとして「波切不動」の異名を持ちます。このお寺がある大原というのはサーフィンのメッカであることからもわかるように波の荒い場所なんでしょうね。

道端にある案内

道端にある案内

不動堂の説明。

不動堂の説明。

茅葺の不動堂。小高い海を臨みます

茅葺の不動堂。小高い海を臨みます

元々「波切不動」というのは、空海が唐から帰国する際、荒れた海が静まるように不動明王像を海に沈めたら、不動明王が荒れ狂う波を右手に持つ剣で切り裂いて空海一行は海難を逃れ帰国できた、というお話から、その海に投げ入れたお不動様を、無事日本に帰れた暁に高野山に奉納したのが本家で(投げ入れたのに何で持って帰れたのか?などの質問はしないように。)以降、全国に広まった信仰です。特に独特の形をしているわけではなく、海難除け、航海安全を願ったお不動様という理解でよろしいかと思われます。

波切不動と童子。彩色があざやかです。(多分前立)

波切不動と童子。彩色があざやかです。(多分前立)

不動堂は小さな丘の上に立っていて、その前には赤い橋がかかる溜め池のようなものがあります。庫裏はちょっとわかりづらいのですが、池の前の道を不動堂の裏手に回り込むように進んでいくとあります。

体型がぷっくりしていて、前足がカワイイ

体型がぷっくりしていて、前足がカワイイ

ユーモラスな表情の狛犬。

ユーモラスな表情の狛犬。

境内の前に大きな池が。赤いタイコ橋風の橋の向こうには小さなお堂があります。

境内の前に大きな池が。赤いタイコ橋風の橋の向こうには小さなお堂があります。

池にさくだん生えていた水草

池にさくだん生えていた水草

階段を上った上が不動堂

階段を上った上が不動堂

まったくの余談になりますが、ここに伺う際、三十二番の宝勝院からテクテクと10キロ以上歩いて行きました。そのとき道中にファミリーマートがあり、そのファミリーマートでは地元のとれたて野菜を売っていて、新鮮で安いので感動しました。調べてみた所ファミリーマート夷隅町国府台店でした。あいにく歩きだったので巨大青梗菜2株70円というのを買うのがせいぜいでしたが、もし車だったら爆買いしちゃったかもしれません。

さらにもう一つ余談ですが、JR大原駅にこのようなポスターが・・・

大原駅構内に掲示されていた千葉県警警察官募集のポスター。ズボンくらいはかせてあげてよ・・・

大原駅構内に掲示されていた千葉県警警察官募集のポスター。ズボンくらいはかせてあげてよ・・・

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御朱印

35波切不動尊御朱印

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