• 名称 高尾山薬王院有喜寺
  • ふりがな たかおさんやくおういんゆうきじ
  • 住所 東京都八王子市高尾町2177
  • 宗派 真言宗智山派(大本山)
  • 札所本尊 飯縄大権現
  • 童子 質多羅童子(しったらどうじ)
  • 公式サイト http://www.takaosan.or.jp/index.html

関東三十六不動の札所本尊はお不動様なので、当然呼び名も○○不動尊とか○○不動となります。しかしここ高尾山薬王院だけは「飯縄大権現(いづなだいごんげん)」です。元々は聖武天皇の勅命により奈良時代に行基によって開山し、その時のご本尊は薬師如来でした。

この高尾山薬王寺に飯縄大権現が祀られたのは南北朝時代。飯縄大権現を本尊として祀り、修験道の道場として人々の崇敬を集めます。
特に戦国時代には戦国武将が戦いの守護神として篤く崇敬しました。高尾山薬王寺は北条氏の篤い加護を受けます。北条氏康は高尾山に富士山の浅間大菩薩を勧請し、霊峰富士と高尾山を結びつけました。大規模な寄進もしています。

本堂

本堂

飯縄大権現は長野県の戸隠や、その名もズバリ飯綱山(字は違いますが)あたりから始まった修験道の聖地。元々は農耕の守護神でしたが、ある行者が飯縄大権現の霊力を得て「飯縄法」という妖術を会得したことで、一気に広まったようです。(江戸時代に入ると「邪法」とされてようですが)
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この「飯縄法」というのがワタクシ個人としては中々に興味深く、管狐(カンコ)という小さな動物を15センチくらいの管に入れて持ち歩き、その神通力を使うものだそうです。まるで「コロボックル物語」の「マメイヌ」じゃないですか!マメイヌの別名は「クダイヌ」や「クダギツネ」とも言ったそうですし、管に入れて飼うこと、飼い主に非常な利益をもたらすところもソックリです。

他にも、愛読している漫画「イシュタルの娘」に出てくる忍びの「ぬばたま」も、お通の求めに応じてちょっとした「仕事」をするときに管狐を使っています。
これはまあ、元々「ぬばたま」は飯綱の太夫の配下の者ですから、飯縄法の使い手なんでしょう。

話が逸れました。ではなぜ高尾山薬王寺の飯縄大権現が関東三十六不動の8番札所本尊になっているかというと、高尾山の飯縄大権現が不動明王の化身とされていうからです。
一般に飯縄権現は白狐に乗って、剣と索(縄)を持った鳥天狗の形相をして、背後に火焔を背負っていることが多く、お不動様と相通ずるところがありますね。

さて、高尾山薬王院は天狗もフューチャーされていますが、天狗は飯縄大権現の眷属だそうです。本堂前の仁王門は、外側には阿吽の金剛力士像が立っていますが、本堂側には大天狗子天狗が飯縄大権現を守っています。

仁王門の子天狗

仁王門の子天狗

仁王門の大天狗

仁王門の大天狗

山門の四天王像

山門の四天王像

やはり高尾山といえば天狗ですね。こちらは子天狗

やはり高尾山といえば天狗ですね。こちらは子天狗

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やはり飯縄権現の御姿は独特ですね

やはり飯縄権現の御姿は独特ですね

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