熊野の神々は、神倉山に降臨したといわれています。この地には現在熊野速玉神社の摂社となっている神倉神社があります。その神倉山に降り立った神々を、社殿(新宮)を作りお迎えしたのが熊野速玉神社のはじまりといわれています。その名残は地名の「新宮」に残っています。住所も堂々の「和歌山県新宮市新宮1」です。主祭神である熊野速玉大神はイザナギとされ、熊野夫須美大神はイザナミとされています。
熊野速玉大社には「濡れわら沓の入堂」という社訓があり、これは険しい道のりを経てたどり着いた参詣者をあたたかく迎え入れる気持ちを表したものだそうです。たとえ参詣者のわらじが雨で濡れていてもそのまま温かく拝殿に迎え入れますよ、ということですね。
御神木で天然記念物の梛の大樹の緑と社殿の朱塗りの対比が美しく、山の中にある熊野本宮大社や熊野那智大社に比べ市街地からも近い位置にあります。
熊野速玉大社データ
- 社名 熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)
- 住所 和歌山県新宮市新宮1
- 主祭神 熊野速玉大神、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)、家津美御子大神
- 公式サイト http://kumanohayatama.jp/
- 神仏霊場和歌山1
- 熊野三山
御朱印
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