昭和新撰江戸三十三観音霊場6番札所∥東叡山寛永寺清水観音堂

昭和新撰 江戸三十三観音札所
  • 名称 東叡山寛永寺清水観音堂
  • ふりがな とうえいざんかんえいじきよみずかんのんどう
  • 住所 東京都台東区上野公園1-29
  • 宗派 天台宗
  • 本尊 千手観世音菩薩
  • 公式サイト http://www.geocities.jp/kiyomizudo/

天台宗の関東総本山寛永寺のお堂の一つ。初代住職は徳川家康・秀忠・家光三代にわたって将軍の絶大な信頼を得た天海僧正で、現在の上野公園一帯はほぼ寛永寺の寺領でした。天海は江戸城の鬼門を固めるために京都御所と比叡山の関係(比叡山は平安京の鬼門にあたる)にならって寛永寺を作りました。寛永寺の山号「東叡山」は東の比叡山という意味です。

寛永寺には比叡山や京都を模した諸堂が作られていきましたが、ここまで書けばもうお分かりでしょう。ここは清水寺になぞらえて作られました。したがって清水の舞台を模した懸崖づくり(舞台づくり)のお堂になっています。戊辰戦争、関東大震災、第二次世界大戦の災禍を免れた1631年築の重要文化財です。

ご本尊様の千手観音も京都の清水寺から勧請されたものです。普段は秘仏になっており、年に一度初午の縁日に御開帳されます。また、脇本尊の子育て観音も子宝を望む人たちの信仰を集めています。

扁額

扁額

舞台から不忍池と弁天堂をのぞむ

舞台から不忍池と弁天堂をのぞむ

ご朱印

東叡山寛永寺清水観音堂ご朱印

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