巡礼をするようになってから中国語を習っていてよかったと再度思った

中国語

なぜ巡礼と中国語が関係あるのか?

旅行とウォーキングと写真撮影(および加工)を趣味とする私が御朱印集めと巡礼に走るのは水の流れるが如くごくごく自然の理であるといえましょう。さらにもう一つの楽しみである中国語学習が、この巡礼に新たな楽しみと発見を与えてくれました。
巡礼を進めていくに従って、やはり巡礼には納経もせねばいかんと思い般若心経の写経を始めましたが、始めてみて気づいたのは「経文は中国語である」ということです。(すごく今更)
写経の第一段階として、字に自信のない私はなぞりタイプの写経用紙を使うことにしました。銀座の鳩居堂やアマゾンでいくつかのなぞりタイプの写経用紙を見た中で、まずは解らない字がないように「現代漢字版」のものを選びました。

その後この字を簡体字に直し、句読点のついてないこの経文を意味の区切りの所で区切ってみました。すると、結構意味がわかるんですよねぇ。
ただし、このようなシチメンドクサイ回りくどいことをしなくても、簡体字の般若心経はネットで簡単に見つかります。でも見せびらかしたいのでどなたかお一人でも学習の一助になればと、簡体字の般若心経を私なりに区切りをつけてここに掲載します。

佛说摩诃般若波罗蜜多心经
fó shuō mā hē bō rě bō luó mì duō xīn jīng

观自在菩萨行深般若波罗蜜多时 照见五蕴皆空度一切苦厄
guān zì zài pú sà。xíng shēn bō rě bō luó mì duō shí zhào jiàn wǔ yùn jiē kōng。dù yī qiè kǔè

舍利子、色不异空空不异色 色即是空空即是色 受・想・行・识亦复如是
shě lì zǐ sè bù yì kōng kōng bù yì sè sè jí shì kōng kōng jí shì sè shòu・xiǎng・xíng・shí yì fù rú shì

舍利子、是诸法空相 不生不灭・不垢不净・不増不减
shě lì zǐ shì zhū fǎ kōng xiāng bù shēng bù miè bù gòu bù jìng bù zēng bù jiǎn

是故空中 无色、无受・想・行・识 无眼・耳・鼻・舌・身・意 无色・声・香・味・触・法 无眼界、乃至、无意识界。
shì gù kōng zhōng wú sè、wú shòu・xiǎng・xíng・shí。wú yǎn・ěr・bí・shé・shēn・yì wú sè・shēng・xiāng・wèi・chù・fǎ wú yǎn jiè、nǎi zhì wú yì shì jiè

无无明 亦无无明尽 乃至 无老死 亦 无老死尽 无苦・集・灭・道 无智 亦 无得以 无所得 故 菩提萨埵 依般若波罗蜜多故 心无罣碍 无罣碍故 无有恐怖 远离一切颠倒梦想 究竟涅盘
wú wú míng。yì wú wú míng jǐn。nǎi zhì。wú lǎo sǐ yì wú lǎosǐ jǐn。wú kǔ・jí・miè・dào。wú zhì yì wú dé yǐ wú suǒ dé gù pú tí sà duǒ、yī bō rě bō luó mì duō gù xīn wú guà ài wú guà ài gù wú yǒu kǒng bù yuǎn lí yī qiè diān dǎo mèng xiǎng jiū jìng niè pán

三世诸佛 依 般若波罗蜜多 故 得 阿耨多罗三藐三菩提 故 知 般若波罗蜜多 是 大神呪 是 大明呪 是 无上呪 是 无等等呪 能除一切苦 真实不虚。
sān shì zhū fó yī bō rě bō luó mì duō gù dé ān òu duō luó sān miǎo sān pú tí gù zhī bō rě bō luó mì duō。shì dà shén zhòu。shì dà míng zhòu shì wú shàng zhòu。shì wú děng děng zhòu。néng chú yī qiè kǔ

故 说 般若波罗蜜多呪 即 说 呪曰
zhēn shí bù xū gù shuō bō rě bō luó mì duō zhòu jí shuō zhòu yuē

羯谛羯谛 波罗羯谛 波罗僧羯谛 菩提萨婆诃 般若心经
jié dì jié dì bō luó jié dì。bō luó sēng jié dì pútí sà pó hē bō rě xīn jīng

意味がわかり、区切りがわかれば覚えることも簡単になります。
そう思うとこの経文を日本漢字読みで覚えるのはとても大変ですよね。お経はなぜかしらアクセントをつけず速く読むのが通り相場なので余計大変そうです。
そんなことを考えると、中国語をやっててちょっと優越感を覚える助かったなぁ、と思うワケです。

youtubeで般若心経を探してみる

ちなみに般若心経にメロディを付けた物がyoutubeに色々アップされていますが、私が一番気に入っているのはこれです。


朝の身支度をしながらこれを聞いているとあたしってなんだか高尚な人間慌ただしい朝が落ち着いた時間に変わっていくようです。


こちらは日本語訳の字幕がついたもの。あまりコムズカシク考えず、この字幕くらいの感じが丁度良いなぁ、と思います。

朗読ならこちらが、速度がゆっくりで良いと思います。

最初は正直スタンプラリー的な気持ちやウォーキングのモチベーションを上げるための借口(jiekou)であることも否めなかった巡礼ですが、自分のやってきたことと少しでもつながりが増えると何だか不思議な縁を感じてますます意気上がるのでした。

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東京在住50代、ウォーキング、御朱印集め、写真撮影と現像、70年~80年代の少女漫画(りぼん・別マ派)、中国語学習などが趣味。
遠くない将来に愛媛に移住して下宿屋と海の家を営みながら四国八十八か所巡りをしようと画策中。

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